「店長や先輩パートさんにちょっと聞きたいことがあるのに・・・」

ちょっと質問したいだけなのに、相手が忙しそうに動き回っていると、なかなか声かけづらいですよね。

先輩が大量のオーダーを聞いている時や他のスタッフと深い相談話をしているときとか。

「今、話しかけても大丈夫かな・・・?」

って、つい遠慮してしまうことありませんか

普段からテキパキしていてちょっと怖い感じの先輩だと、なかなか声をかけられなくなってしまうことも、多いのではないでしょうか。

でも、声をかけるタイミングを見計らっているうちに、先輩がドライブスルーの対応に行っちゃったり、バックヤードに引っ込んじゃったりして、結局聞けずに困っちゃうことって、結構あるんですよね。

忙しそうな人に声をかけるのをためらってしまうパターン

忙しそうな人に声をかけるのをためらってしまうパターンは、大きく分けると3つです。

  • 相手の状況に気を遣ってしまう
  • タイミングを見計らうのが難しい
  • コミュニケーションへの不安

相手の状況に気を遣ってしまう

「今、話しかけても大丈夫かな?」

「ジャマをしてしまわないかな?」

そんな相手の状況を気遣う気持ちがあるからです。

「何だよ!今、忙しいんだよ!」

「見てれば分かるでしょ!」

という態度を取られたりするのではないか?

と不安に感じてしまうのが、声をかけづらくしてしまいます。。

ミニモエ

相手に嫌な思いをさせたくない・・・

遠慮してしまう気持ちが、行動を躊躇させてしまうのです。

タイミングを見計らう難しさ

新人の時は、店長や先輩と仕事のスピードが違うため、声をかけるタイミングがつかみにくいのも大きな理由です。

ミニモエ

手が空くのを待っていたら、いつまで経っても話せないのではないか・・・

と、焦ってしまい、声をかけるのをためらわせます。

忙しい合間のほんのわずかな時間を見つけるのに、神経を使ってしまうのです。

仕事が立て込んでいる状況では、先輩の動きを予測することさえ難しく、声をかける「間」を見つけることが困難に感じられます。

コミュニケーションへの不安

そもそも、忙しい人は、落ち着きがなく、ゆったりとしていられない様子が見受けられます。

もし、自分のペースで話してしまうと、ペースの違いでイライラさせてしまう可能性があります。

ミニモエ

「早くして!」と、言われてしまうと・・・委縮してしまうわ。

目まぐるしい速さで仕事をしているのに、あなたのペースで話すことで、

相手の流れを止めてしまうのではないか。そんなプレッシャーを感じてしまうのです。

簡潔に、かつ的確に伝える自信がないかぎり、

「余計に声をかけないほうがよいのでは?」

と考えてしまいます。

忙しい店長や先輩にサッと声をかける!コミュニケーションのコツ

  • 相手のペースに合わせて声をかける
  • 短くまとめて伝える
  • 声をかけるタイミングを見計らう

相手のペースに合わせて声をかける

忙しい店長や先輩に話しかけるときは、要件がすぐに完了することを最初に伝えましょう。

最初の短いフレーズが重要です。

  • 「○○さんすみません、一瞬だけ!」
  • 「○○の場所、すぐに聞きたいのですが・・・」
  • 「○○の件で、少し時間をください。」

相手も「少しだけなら」と耳を傾けやすくなります。

声をかけるときは、相手の状況を考慮して次のことを気を付けましょう。

  • 声の大きさ
  • 話すスピード
  • 言葉遣い

もし、相手の口調が早口で、テキパキ動いているなら、こちらも少し早口で話しましょう。

モタモタせずに、手短な言葉で、パッと声をかけることが大切です。

相手のペースに合わせることで、スムーズなコミュニケーションに繋がりやすくなります。

短くまとめて伝える

先ほどと重なるところがありますが、忙しい相手には短いフレーズで分かりやすく伝えることが効果的です。

  • 「〇〇のことで、ひとつだけ確認させてください!」
  • 「〇〇の件で、ふたつだけ報告があります!」

のように、話の要点や数を最初に伝えるようにしましょう。

相手が求めているのは、要件の完了にかかる時間です。

長々と話すのではなく、要点を絞って伝えることが重要です。

相手の時間を尊重し、スムーズな情報伝達につながります。

すぐに理解できるため、相手は安心して話を聞いてくれるでしょう。

すぐに要件が出てこないときは、あらかじめ話したい内容を整理しておくと、より効率的に伝えられます。

3. 声をかけるタイミングを見計らう

忙しい社員の方に声をかけようとしても、少し気が引けてしまいますよね。

声をかけづらいときは、声をかけるタイミングを見計らうことが重要です。

例えば、

  • メモ帳をきちんと持って、先輩の様子を伺う
  • 目があったタイミングで「すみません」と声かける
  • 困った表情で控え目に立ってみる

ミニモエ

自分がどんな表情で話しかけているかというのも、意外と見られているものですよね。

慌てた表情ではなく、少し落ち着いた態度でお話しした方が、相手の方も「どうしましたか?」と聞いてくださりやすい気がします。

もし急ぎでないことでしたら、

「あの、〇〇の件で、後ほど少しお時間よろしいでしょうか?」

と、前もって伺ってみるのも良い方法ですよね。

相手の方のご都合も考えられますし、わたしも安心です。

日頃からの良好な関係構築も大切

いざという時の声かけテクニックを3つご紹介しました。

忙しい職場での円滑な人間関係を築く上で、日頃からのコミュニケーションを大切にすることも大切です。

休憩時間に少し会話をしたり、シフトで困っている時に代わりに入るなど、助け合ったりすることで、お互いの信頼関係が深まります。

なにより、挨拶が大切!

手が空いた時に「お疲れ様です!」と声をかけたり、何か手伝ってもらったらすぐに「ありがとうございます!」と感謝の気持ちを伝えるだけでも、職場の雰囲気は大きく変わります。

普段からのちょっとしたコミュニケーションの積み重ねが、忙しい状況でも声をかけやすい関係性を築く土台になりますよ。