運転免許取得後、しばらく運転を楽しんでいたわたし。
20代の頃は、地元の見慣れた道を一人で高速道路に乗って出かけるアクティブな一面もあったのに・・・。
慣れない土地へ2回引っ越したのをきっかけに、運転への自信はみるみるうちに萎んでいきました。
2回目の引っ越しが落ち着き、その後新車を購入したものの、気づけば5年。

ミニモエ
いわゆる「ペーパードライバー」になっていました!
- 「運転が怖い」
- 「苦手だ」
- 「もしかしたら向いていないのか・・・」
そんなネガティブな感情が募るばかり。
家族の送迎などで車が必要になり、重い腰を上げることに。
この体験談では、5年間のブランクを経て、運転への恐怖心をどのように克服していったのか
もし、わたしと同じように運転に不安を感じている方がいらっしゃいましたら、少しでも勇気を与えられたら嬉しいです。
ペーパードライバーになると「運転が怖い」と感じる理由
ペーパードライバー期間が長くなるほど、「運転が怖い」と感じるのは、決しておかしなことではありません。
「まさかわたしが運転を怖がらないだろう・・・」
と20代の頃はそう思っていたのに、ペーパーになったとたん、「運転が怖い」と感じるようになりました。
運転が怖いと感じる理由は、4つあります。
- 運転技術の低下
- 慣れない土地での運転
- 車のサイズが以前より大きい
- 事故を起こしてしまった時の対応
運転技術の低下
5年間も運転から遠ざかっていたため、運転技術に対し強い心配がありました。
- 「基本的な操作を忘れてしまっているのではないか。」
- 「とっさの判断ができなくなっているのではないか。」
わたしは、狭い道を通るのと、駐車が苦手。教習所で何度もやり直したことやら・・・。
強い苦手意識がありました。
慣れない土地での運転への抵抗感
地元では、慣れた道ならスイスイ走ることができました
引っ越し先では、土地勘が全くありません。
実際に走りやすい道なのか、走ってみないと分からないですよね。
カーナビの指示通りに走っても、いきなり狭い道に誘導されたり、一方通行で迷ったりすることが何度かありました。
- 「また道に迷ったらどうしよう・・・。」
- 「うっかり有料道路に入ってしまわないだろうか・・・。」
と、恐怖心が常にありました。
車のサイズが以前よりも大きい
新車を購入して、以前の車よりも一回り大きくなりました。
家族が増えたこともありますが、近年のトレンドなのかな?車幅や車高の大きい車が多い気がします。
サイズが大きくなることで、狭い道に入ると、圧迫感を感じることが多かったです。
- 「狭い道曲がるとき、内輪差、大丈夫かな?」
- 「駐車場狭いよー!」
と、ひとりごとを言っていました。
事故を起こしてしまった時の対応
家族が増えて、子どもを乗せて運転することが多くなります。
平日の習い事の送迎となると、夫は会社にいるので、ほぼワンオペです。
「万が一、事故に遭ってしまったら、子どもを守りながら一人で対応できるだろうか?」
と強い不安に襲われました。

ミニモエ
4つの要因が複雑に絡み合い、わたしの中で「運転=怖いもの」となってしまいました・・・。
車の運転が怖いを克服するためのマイルール
運転への恐怖心を克服するために、わたしはいくつかの「マイルール」を作りました。
焦らず、自分のペースで、少しずつ運転に慣れていくための工夫でした。
- 広い道を選ぶ
- 誰かに同乗してもらう
- 冒険しない
- 最初は短距離で慣らす
- カンペキを求めない
- 運転後の自分を褒める
広い道を選ぶ
カーナビの指示よりも、自分の目で見て走りやすいと感じる広い道を選ぶようにしました。
「細い道を取ったほうが近道になる・・・!」と分かっていても、交通量の少ない道幅がゆったりとした道を選びました。
多少遠回りになっても、安心して運転できる道を選ぶことが、精神的な負担を軽くする第一歩だと考えたからです。
誰かに同乗してもらう
運転を再開した当初は、夫に助手席に乗ってもらい、アドバイスを受けながら運転するようにしました。
道が狭いとき、特に内輪差を気にしていました。
「ぶつかりそうだったら、教えてね。」
と、夫によく言ってました。
誰かが一緒にいてくれるという安心感は大きく、精神的な支えになりました。
冒険しない
慣れない道や交通量の多い時間帯の運転は避け、自分の力量を過信しないように努めました。
「急がば回れ」の精神で、安全第一の運転を心がけることで、少しずつ自信を取り戻していきました。
最初は短距離で慣らす
最初は近所のスーパーへの買い物など、短距離の運転から始め、徐々に走行距離を伸ばしていきました。
少しずつ「運転できた」という成功体験を積み重ねることで、自信に繋げていきました。
カンペキを求めない
最初は誰でもミスをするものだと割り切り、完璧な運転を目指さないようにしました。
多少の失敗は気にせず、「次は気をつけよう」と前向きに捉えるように心がけました。
運転後の自分を褒める
たとえ短い距離の運転でも、自分を褒めることにしました。

ミニモエ
今日も無事に運転できた!すごいよ、自分!
小さなことでも達成感を味わうことで、運転へのモチベーションを維持するように努めました。
5年間ペーパードライバーだったがわたしの克服体験記
運転を再開しようと決意してから、私が最初にしたことは、近所の本当に短い距離を、夫に助手席に乗ってもらって運転することでした。
最初は緊張で手が震えました。
夫の「大丈夫だよ、ゆっくりでいいから」という優しい言葉に励まされ、なんとか目的地まで辿り着くことができました。
何度か近所を運転するうちに、少しずつ運転感覚を取り戻してきたように感じました。
そこで、次は少しだけ行動範囲を広げ、隣町のスーパーまで運転してみることにしました。
もちろん、この時も夫に同乗してもらいました。
カーナビの案内に頼りながら、広い道を選んで慎重に運転しましたが、やはり途中で少し道に迷ってしまいました
そんな時も、夫が落ち着いてナビを操作してくれたおかげで、無事に目的地に到着することができました。
この経験を通して、「一人で抱え込まず、誰かに頼ることも大切なんだ」と改めて感じました。
その後も、夫に付き合ってもらいながら、少しずつ運転する距離や場所を広げていきました。
時には、広い駐車場で車庫入れの練習をしたり、交通量の少ない時間帯に少し複雑な道に挑戦したりもしました。
また、子供の送り迎えでどうしても一人で運転しなければならない時も、最初は本当に近所の、見慣れた道だけを選んで運転するようにしました。
万が一のことがあった時のために、JAFに加入したり、自動車保険の内容を確認したりと、できる限りの備えもしました。
もちろん、今でも運転中に不安を感じることはあります。特に、慣れない場所や悪天候の時などは、緊張してしまいます。
しかし、以前のように「運転=怖いもの」という強い恐怖心は薄れてきました。それは、少しずつ「運転できた」という成功体験を積み重ねてきたからだと思います。
まとめ
5年間のペーパードライバー期間を経て、わたしはまだ完全に運転への苦手意識を克服できたわけではありません。
焦らず、自分のペースで、少しずつ運転に慣れていくことで、「運転が怖い」という気持ちは確実に小さくなっています。
もし、今、わたしと同じように運転に不安を感じている方がいるなら、焦らず、できることから少しずつ始めてみてください。

ミニモエ
誰かに頼ることも、安全のための備えも大切です。
何よりも、小さな成功体験を積み重ねていくことが、自信に繋がるはずです。
いつか、わたしも、子どもたちを乗せて、色々な場所に安心してドライブに行けるようになることを夢見て、これからも少しずつ運転の練習を続けていきたいと思います。
この体験談が、同じように悩む誰かの背中を少しでも押すことができたら、本当に嬉しく思います。